2023年のWBCでも大活躍を見せてくれた大谷翔平選手。そんな大谷翔平選手ですが、ウォーミングアップ時にいつもカラフルなボールを壁に向かって投げている姿を良く見かけますね。
そのカラーボールが何なのか?と疑問に思っている方も多いと思います。このカラーボールの正体は、「プライオボール」と呼ばれる投球のトレーニングに使われる優れたボールなんです。
そこで、本記事ではプライオボールとは何なのか?使い方やトレーニング方法なども含めて解説していきます。プライオボールは、メジャーリーグだけでなく日本球界にも広がってい来ている最先端のトレーニングボールなのでチェックしておきましょう。
大谷翔平が愛用するプライオボールとは?
プライオボールの概要と特徴
プライオボールは、ドライブラインベースボールが開発した、投手のトレーニングに特化したボールです。通常の野球ボールよりも重く、硬度も異なっており、投球フォームの改善や球速アップなどを目的としたトレーニングに使用されます。
プライオボールには、6種類の異なる重さのボールが用意されており、投手のトレーニングに適したボールを選ぶことができます。また、プライオボールは、球速アップだけでなく、肩の負荷を軽減する効果もあるとされています。
プライオボールは、投球フォームの改善にも効果があります。特に、肩や肘の位置や角度などの微調整を行うことができます。また、プライオボールを使ったトレーニングは、従来のトレーニング方法よりも、より効率的かつ安全に行うことができるとされています。
プロ野球選手をはじめ、アマチュア野球選手からも高い支持を受けており、投手のトレーニングに欠かせないアイテムとして注目されています。
プライオボールの効果とメリット
プライオボールは、野球投手のトレーニングに特化しているため、投球フォームの改善、球速アップ、肩の強化など、多数のメリットがあります。
プライオボールを使うことで、投球フォームの矯正や肩関節の柔軟性を向上させ、投球姿勢の正確性や安定性を高めることができます。また、球速アップのための筋力トレーニングにも適しています。さらに、プライオボールの使用によって、投球時の肩の負担を軽減することができるため、怪我の予防にも効果があります。
プライオボールの種類と使い方
プライオボールには、重さが異なる6種類のボールがあるため、トレーニングのレベルに応じたボールを選ぶことが重要です。
基本的には投球動作に近いフォームでボールを投げることによって行います。ただし、投球とは異なり、力を入れずに、軽く投げることがポイントです。
また、プライオボールを使ったトレーニングは、徐々に負荷を上げていくことが重要です。最初は軽いボールから始め、徐々に重いボールに移行していくことで、肩を負担なく強化することができます。
大谷翔平も実践しているプライオボールを使ったトレーニング例
大谷翔平選手もこのプライオボールを、ただ投げるだけではなく後ろ向きから壁に向かって投げているシーンを見たことがあると思います。このように、プライオボールを使ったトレーニング方法は様々なバリエーションがあり、トレーニングの目的によって使い分けることができます。
以下は、プライオボールを使ったトレーニングの例となります。
リバーススロー
【トレーニング方法】
- 壁に背中を向けて軸足の膝を地面につけて膝立ち
- 軸足のあたりにボールをもってくる
- そこから一気に壁に向かって背面投げ
- 重いボール→軽いボールの順で10回ずつ繰り返す
肩甲骨の可動域を広げたり、肩回りの筋力を強化するトレーニング方法です。
ピボットスロー
【トレーニング方法】
- 利き腕にボールを持ち軸足を前に出す
- ボールを耳のそばにおいて肘を天井の方向に上げる
- そこから胸を回旋させていく
- 前腕をひねってボールを前に投げる
- 重いボール→軽いボールの順に10回繰り返す
胸郭の可動域を広げたり投球の捻転差を生み出すトレーニング方法です。
ステップバックスロー
【トレーニング方法】
- 壁に向かって投げるようにセットポジションで立つ
- 壁とは反対側に一度ステップ
- 軸足にしっかり体重を乗せる
- 壁に向かって投げる
- 重いボール→軽いボールの順に10回繰り返す
体重をしっかり軸足に乗せるトレーニングです。
まとめ
プライオボールは、野球選手の投球フォーム改善や球速アップ、肩のトレーニングに効果的なツールとして注目を集めています。このボールは、特殊な素材と設計により、投球動作をより効果的に改善し、肩の負担を軽減することができます。
大谷翔平選手も普段からこのプライオボールを使用してトレーニングをしているんですね。あんなにすごい投球をしても肩を壊さないのはこのプライオボールのおかげではないでしょうか。
あなたも球速アップ、投球フォーム改善のためプライオボールを試してみてはいかがでしょうか。
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