野球の試合や練習でバッターが使用する道具として必要な『バッティンググローブ』ですが、手のひらを保護してマメを予防するだけでなく、バッティング技術の向上にも役立ちます。
逆に、自分に合っていないバッティンググローブを選んでしまうと気になってバッティングに集中できずに調子を崩してしまう可能性もありますね。
ミズノやアシックス、ゼット、アンダーアーマーなど様々なメーカーからバッティンググローブが発売されていますが、どれが良いのか迷ってしまいますね。
そこで本記事では、バッティンググローブの選び方と2023年おススメのバッティンググローブをご紹介していきます。自分に合ったバッティンググローブで打撃力アップを目指しましょう。
バッティンググローブの選び方
バッティンググローブは練習用と試合用と使い分けている方も多く、その使用用途によって選び方が異なります。詳しくみていきましょう。
素材は使用用途や頻度で選ぼう
バッティンググローブの素材としては、大きく分けて天然皮革と人工皮革のものが存在します。それぞれ異なる使用感で、特徴も異なります。
練習用など使用頻度が高い場合は人工皮革がおススメ
人工皮革のバッティンググローブは、耐久性に優れており部活動などで毎日のように練習する方におススメです。フィット感やグリップ感は天然皮革に劣るものの、価格も比較的安価で長く使えるのが特徴です。
一番のメリットは『洗濯できること』です。毎日のように使用するバッティンググローブであれば、洗濯が出来ないとすぐに汚れや匂いが気になるようになってしまいます。そのため、使用頻度が高い少年野球~高校野球の練習用としては人工皮革のものがおススメです。
試合で高パフォーマンスを発揮するのは天然皮革
フィット感やグリップ感が抜群で、高パフォーマンスを発揮してくれるのが天然皮革です。ほとんどのプロ野球選手もこの天然皮革を使っており、試合などここぞという場面では天然皮革をおススメします。
フィット感も抜群で滑りにくく、バットと手が一体化したような使用感で使うことが出来るためパフォーマンスを求めるのであれば天然皮革を使用するべきでしょう。
しかし、デメリットは洗濯が出来ないこと。汚れや匂いが気になっても洗濯することが出来ないため、革用のオイル等で手入れをする必要があります。価格も人工皮革と比べると高価となるため、試合用などここぞという時に使用したいですね。
サイズ感はややきつめ~ジャストフィット
バッティンググローブはフィット感とグリップ感が重要なので、ゆとりのあるサイズで遊びがあるものを選んでしまうと本来のパフォーマンスを発揮できなくなってしまいます。出来れば実際に試着して、手を入れるのが少しキツいかな?というぐらいがベストです。
バッティンググローブは使っていると徐々に広がっていきますので、少々キツめのものを購入しても使っているうちにジャストフィットになっていきます。
※海外メーカーのものを選ぶ際は、1サイズ大きめに出来ている場合があるので注意しましょう。
ユニフォームに合ったデザインを選ぼう
バッティンググローブを選ぶ上で、ユニフォームに合ったデザインを選ぶということも大切です。
ユニフォームの色と同系色を選ぶか反対色を選ぶかは人それぞれの好みとなりますが、バッティンググローブのデザインはモチベーションアップにも繋がりますので、自分がカッコいいと思うデザインを選択してみてください。
少年野球などであれば、自分が好きなプロ野球選手使用モデルを選ぶのも良いでしょう。
中学生~高校生はルールにも注意
中学生や高校生の場合、白や黒1色のものとルールで定められている場合があります。適用範囲は地域や所属しているリーグ等で異なるため、購入する前にチームの監督に相談してみると良いでしょう。
ベルトの種類にも注目
バッティンググローブは、手の甲と手首の部分にマジック式のベルトがついており、手首の太さを調節できるようになっています。しかし、このベルトの巻き方が異なるものがありますので注意しましょう。
シングルベルト
手首にのみベルトがついているタイプがシングルベルトです。遊びが出ないのでダブルベルトよりフィット感があります。
ダブルベルト
手の甲と手首のベルトがついているタイプがダブルベルト方式です。
フィット感が増す逆巻きベルト
一方で手の内側から外側に向かって巻く『逆巻きベルト』というタイプが存在します。これは一部のメーカーでしか扱っていませんが、バッティンググローブのごわつきを抑えてフィット感が増すと言われています。
2023年おすすめのバッティンググローブ
それでは、2023年おすすめのバッティンググローブをご紹介していきます。ここでご紹介するバッティンググローブは筆者がスポーツ店で実際に試着して試打をした時の感覚から独断と偏見で選んでいます。
ミズノ シリコンパワーアークLI 2023年モデル
こちらは、ミズノのシングルベルトタイプのバッティンググローブで手の平側が天然皮革、甲側が人工皮革になっています。
さらに、天然皮革の弱点である汗によるグリップカ低下を軽減させるウォッシャブル加工を施したオリジナル羊革を採用。
ロジンテック加工を加えることで、ドライ時はもちろんウェット時も高いグリップ力を保ちます。
ミズノプロ モーションアークSF
こちらも、ミズノのシングルベルトタイプのバッティンググローブで手の平側が天然皮革、甲側が人工皮革になっています。
握り込む際の皮膚の変形挙動に合わせた手甲 のカッティングを再現。またグリップ時にテンションのかかる箇所へ伸縮素材を配置することで、グリップ時のストレスを緩和し、限りなく素手感覚に近づける手袋です。
2023年 ゼット プロステイタス 限定プロモデル
こちらは、ゼットのシングルベルトタイプのバッティンググローブでプロ選手も使用する最高級羊革(シープレザー)を使用。
熱き魂の炎をイメージしたシリコンパーツが、グリップ力をダイレクトに感じながらのバットスイングを実現。人差し指のみ他の指より大きいシリコンパーツをつけることで、小指~中指に力を集中しやすい構造です。
森選手、根尾選手、源田選手、吉川選手の、4人のゼット契約選手のカラーがラインナップとしてあり、カッコいいですよね。
ゼット(ZETT)シングルベルト ネオステイタス
こちらはゼットのシングルベルトタイプのバッティンググローブで、人工皮革を使用しています。
カラフルなカラー展開で、様々なユニフォームに合わせやすいですよね。派手なバッティンググローブをしたいという方にもおススメ。
ウォッシャブルでもあるので練習をガンガン行う方にも使用していただきたい手袋です。
2023年モデル SSK プロエッジ バッティング手袋 両手用 EBG5002W
SSKのバッティンググローブで人工皮革を使用しています。
人工皮革の裏側に滑り止め加工を施し、手の滑りが緩和され、一体感が増しています。
こちらもウォッシャブルなので、練習などでガンガン使える手袋ですね。
アシックス ゴールドステージ バッティング用手袋 逆巻きベルト
アシックスの逆巻きベルトタイプのバッティンググローブで、手の平側が天然皮革、甲側が人工皮革となっています。
親指から小指方向へベルトを巻く仕様で、皮膚の伸びが大きい小指側に伸縮材を配置することにより、手と手袋のズレを軽減させる機能があります。
フィット感やグリップ性は抜群なので、是非試してみてください。
【限定!大谷翔平選手モデル】アシックス ゴールドステージ 両手用
アシックス製の大谷翔平選手モデルのバッティンググローブです。逆巻きベルトタイプで手の平側が天然皮革、甲側が人工皮革となっています。
指部には摩擦抵抗力の大きいエンボス加工素材を用いた異素材を組み合わせで、バットの握りをサポートする。バットコントロールを重視し、素手感覚で着用したい選手向けの仕様となっています。
大谷翔平選手のファンでしたら、たまらなくカッコいいですよね。
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