このページでは、球速アップにかかせない投球フォームについて解説していきます。
管理人は、小学校から大学まで投手をしており30歳になった今でも軟式で145キロの速球を投げることが出来ます。そんな私が投球フォームを研究して、実際に球速アップに繋がった投球フォームについて解説していきます。
日本人で一番速い球を投げる大谷翔平投手は、一番力を伝える投球フォームが出来ていると考えられますので、大谷翔平投手の画像を使って解説していきたいと思います。
球速アップの基本
球速アップのためのフォームの重要性
正しいピッチングフォームは、球速アップのための重要な要素です。フォームが正しくない場合、効率的な力の伝達が妨げられ、投球の効果が低下することがあります。正しいフォームを身につけることは、効率的な力の伝達とコントロール向上につながり、球速アップにつながることがあります。
球速アップのために何をすべきか
球速アップのためには、まず正しいピッチングフォームを身につけることが重要です。また、身体を使ったトレーニングや投球トレーニング、そして適切な食事や栄養素の摂取も必要です。効果的なトレーニングプログラムを作成し、継続的に取り組むことで、球速アップにつながる可能性があります。
球速アップのために避けるべきこと
球速アップのために避けるべきこととして、過度な投球や過剰な筋力トレーニングがあります。過度な投球は、肩や肘の怪我を引き起こす可能性があり、過剰な筋力トレーニングは、フォームの乱れや筋肉のバランスの悪化を引き起こす可能性があります。正しい方法でトレーニングを行い、適切な休息を取ることが重要です。
球速アップのための正しいフォームの作り方
ピッチングフォームの基本
ピッチングフォームの基本は、バランスの良い立ち位置から、腕を振りかぶり、前足からバランスを取りながら投球することです。投球動作全体を通して、肘を高く上げ、腰を回転させ、最後には全身を使って力を発揮します。正しいフォームを身につけるためには、動画や写真を撮影し、自己分析をすることが効果的です。
フォーム改善のためのトレーニング方法
フォーム改善のためには、投球フォームを維持しながら、ボールを投げる練習を繰り返すことが重要です。また、体幹トレーニングやストレッチング、反復練習などを行うことで、フォームの改善が期待できます。トレーニングを行う際には、コーチやトレーナーのアドバイスを受けながら、効果的なトレーニングプログラムを作成しましょう。
コツとポイント
正しいピッチングフォームを身につけるためには、以下のポイントに注意することが大切です。
- 足の位置をバランスよく取る
- 腕を高く振り上げる
- 前足を踏み出した際に膝を曲げる
- 腰を回転させて体の力を利用する
- 肘をしっかりと伸ばす
- 球速に合わせて投球のタイミングを調整する
これらのポイントを意識しながら練習を行い、徐々にフォームを改善していきましょう。
球速アップのためのフォーム詳細
軸足一本で立って足を高く上げる
まずはじめに、投球の開始動作となる軸足一本で立ち足を上げる動作です。
こちらは、体重移動をする前の力をため込んでいる状態となります。そのため、なるべく高く上げた方が球速アップに繋がるとされています。無理のない程度で上体がのけ反ったり、逆に猫背になりすぎないようにしっかり一本の足で立ちましょう。
この際に上げた方の足を少しだけセカンド方向に上げるようにすると、太ももの内側に力を溜めることが出来ます。
下の画像のように一本の足でしっかりと立つように心がけましょう↓
若干、セカンド方向に左足を上げながらしっかりと一本足で立っていることがわかりますね。
この時に、軸足の股関節に体重を乗せるイメージが大切です。
ここまで綺麗に上げれれば文句はないでしょう。
体重移動の開始 足を踏み出していく
次に足を上げた状態から、キャッチャー方向に重心を移していく(体重移動)の動作です。
お尻の方からキャッチャー方向へ体重移動していき、前の足が地面に着く直前まで左肩は開かないようにしっかり我慢して、そこから一気に回転していくイメージです。
左足が地面に着く直前まで、左肩は開いておらず右足もまだ回転していないことがわかりますね。
この時、左肩が早く開いてしまうとせっかく体重移動で生み出したパワーがロスしてしまうため、最後までしっかり我慢しましょう。
テイクバックに関しては、左足が着地するのとほぼ同時にトップの位置に腕が来るイメージです。
テイクバックの際の腕の上げ方に関しては、別の記事で紹介していますのでそちらもご覧ください。
左足の着地 下半身でブレーキをかけて力を一気に開放
続いては、左足を着地してブレーキをかけて体重移動の力を腕に伝える動作。
体重移動で生み出したスピードを左足でブレーキをかけている様子がわかりますね。
左足を突っ張り棒のようにしてブレーキをかけて腕を走らせています。
大谷翔平投手の場合、このブレーキが強いため着地後に少し後ろに戻っている様子がわかります。
この時に左の股関節にしっかり体重が乗るように心がけましょう。
地面からの力を受けてしっかりブレーキをかけれている証拠ですね。
フォロースルー 投げ終わり
最後にフォロースルー~投げ終わりについて解説します。
腕が背中に着くのではというくらいまでしっかり腕を振っている様子がわかりますね。
こうすることで、強い球を投げられる他肩への負担を減らすことができます。
また、下半身は右の股関節が左の股関節を追い越して前に出ています。これはしっかり回転を使えている証拠です。
まとめ
いかがでしたか?上記で投球動作の一連の流れを解説してきましたが、私は上記のようなことを意識して行い140キロの壁を突破することができました。
もちろんトレーニングも大事ですが、ある程度の筋力があれば投球フォームを改善するだけで140キロ以上の球は投げられるようになると思います。
投球フォームにとって大事なことは、
- 軸足一本でしっかり立ち、力を股関節に溜める
- お尻から体重移動を開始し、前の足が着地する寸前まで左肩を開かない
- 体重移動はスピードを意識して素早く移動する
- 体重移動のスピードを前の足でしっかりブレーキをかけて上半身に力を伝える
- フォロースルーは最後までしっかり腕を振り、しっかり回転する。
以上のことを意識して練習し、夢の140キロ・150キロを目指しましょう。
皆さんが目標の球速に近づけるようお祈りしています。
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