このページでは、投手なら誰もが求めている球速アップするためのトレーニング方法について解説していきます。
球速アップするためには、上半身だけでなく下半身も使って全身を使って投げる必要があります。
そのため、総合的なトレーニングが必要だと頭に入れておく必要がありますね。
それでは、球速アップのためのトレーニング方法をご紹介していきます。
1. 短距離ダッシュ

まずは、短距離ダッシュです。投球フォームには下半身の安定性と下半身の強さが必要となってきます。
投手のトレーニングといえば昔は長い距離走る長距離ランニングが主流でしたが、近年では短距離ダッシュの方が重要とされています。
単純に考えてみればそうですよね。投手が長い距離を走れたところでそのような場面がありますか?
投球は瞬発力が大事で、持久力があっても球速や球威を上げる効果はありませんね。
それに、持久力に関しても長い距離を走れる持久力よりも短距離走を何回も走れる方が、長いイニングを投げることが出来ます。
短距離ダッシュと言っても様々なトレーニング方法がありますのでご紹介していきます。
- ポール間走
外野にあるレフトポールとライトポールの間を全力で最後まで走るもの。インターバルは90秒程 - 10m・20mダッシュ
スタートを全力で切ること、最後まで走りきることを意識して行う。距離ではなく塁間でも可能。インターバルは短めに10秒程度で10本続けて走る。 - 20mシャトルラン
学校の体力テストなどである段々走るスピードが速くなっていくもの。どちらかというと持久力強化
以上のような練習方法がありますので、短距離ダッシュを練習に積極的に取り入れるようにしましょう。
2. ミニハードルを使った瞬発力強化
次は、通常のハードルより低いミニハードルを使ったトレーニング。
投手が球速アップするためには、体重移動のスピードが重要となってきます。
そのためには、下半身の瞬発力(出力)が必要で、これを鍛えるには単純に走るスピードを上げれば出力を上げることが出来ます。
ウエイトトレーニングなどで筋力を上げただけだとせっかくの筋力を上手く使うことが出来ず、出力が上がってきません。
そこで陸上選手が行っている、足を速くするトレーニングを動画でご紹介します。
しっかりと下半身のバネを使って飛んでいることがわかりますね。
野球選手はこのようなバネを使った走り方が出来ている人が少なく、この練習を取り入れるだけで他の選手と差をつけることが出来ると思います。
ミニハードルはこちらが安いです↓
3. ウエイトトレーニング
投手は、下半身の筋力が重要なことは間違いありませんが、上半身も疎かにしてはいけません。
下半身の出力を上げても上半身が弱いと、肩や肘に負担がかかり故障の原因にもなりかねません。
一昔前は、投手は筋肉をつけすぎてはいけないと言われていましたが、現在ではウエイトトレーニングをした方が良いとされています。
考えてみればボディビルダーのような筋肉を付ければ邪魔になるかもしれませんが普通にウエイトトレーニングを頑張ったところでそこまでの筋肉をつけるのは並大抵のことでは出来ません。気にせず行いましょう。
普通に学校の部活などの練習では、やはり下半身のトレーニングが多く上半身はあまり鍛えにくい環境になっています。そこで、ウエイトトレーニングを活用して上半身も下半身もバランスよく鍛えるようにしましょう。
※ウエイトトレーニングに関しては、様々なトレーニング方法がありますので別記事でご紹介します↓
4. メディシンボールを使った上半身と下半身の連動トレーニング
近年ではメディシンボールを使ったトレーニングも重要とされています。これはメディシンボールを遠くに投げる場合、全身の力を使って下半身から上半身へ上手く力を伝える必要があるからですね。
これは投球動作でも同じことが言えるため、とても良いトレーニングだと思います。
メディシンボールを遠くに投げたり、強く投げる練習をすることで下半身と上半身を連動させるトレーニングになります。
メディシンボールを使ったトレーニング方法は、動画で見た方がわかりやすいと思いますのでこちらをご覧ください。(草野球で149㎞の球を投げる前沢力投手がやっているトレーニング方法)↓
メディシンボールにはバウンドするタイプと非バウンドタイプがありますが、動画のように地面にたたきつけたり、壁にたたきつける練習をする場合にはバウンドタイプを使った方がやりやすいでしょう。
下記は、壁に当てるトレーニングのために開発されたメディシンボールで、柔らかく安全なのにも関わらずバウンドするタイプとなっているためオススメです。
ただし、上記のメディシンボールは価格が割と高めです。
安価なもので代用するとしたら、下のメディシンボールがオススメです。
5. タオルを使ったシャドーピッチングや野球ギアを使用したフォーム確認
上記では、筋力(出力)を上げるようなトレーニングをご紹介してきましたが、投球フォームが出来ていないとボールに力を伝えることが出来ずにせっかくつけた筋力が無駄になってしまいます。
そのため、投手は常に投球フォームのことを考えチェックする癖をつけましょう。
鏡を見ながらのシャドーピッチングや、動画を取って投球フォームをチェックするようにしましょう。
※投球フォーム改善のための野球ギアについては別の記事でご紹介しています↓
6. まとめ
いかがでしたか?
ここまで球速アップのためのトレーニング方法をご紹介してきましたが、投手は筋力(出力)を上げた上で正しい投球フォームで効率よく力をボールに伝えることで初めて速い球を投げることが出来るんですね。
みなさんも正しい投球フォームを身につけ、筋力をしっかりとつければ140キロ・150キロも夢ではありません。
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