子供が野球を始めた親御さんや、草野球などで自分用のバットを購入しようとしている方は、初めて購入する場合どのようなバットを購入するのかわかりませんよね。
そのような方々のために、このページでは、野球のバットの選び方を解説していきます。
体に合ったバットを選ばないと、扱いにくいだけでなく上達の妨げになったり怪我の原因になったりするため、しっかり体に合ったものを選ぶようにしましょう。
1. 体に合ったバットの長さは?
まず初めにバットの長さですが、メジャーを用意しましょう。
基準となるバットの長さは、片腕の長さ(付け根から指先まで)×1.3㎝が基準とされています。
例えば管理人は腕の長さが65㎝ですので、65㎝×1.3 = 84.5㎝となり、85㎝のバットを使用しています。
もう一つの基準として身長別の目安表もありますのでご覧ください。
バットの長さ | 身長 | 参考学年 |
64~68㎝ | 110~120㎝ | 1~2年生 |
70~74㎝ | 120~135㎝ | 2~3年生 |
75~76㎝ | 135~145㎝ | 3~4年生 |
78㎝ | 145~155cm | 4~5年生 |
80~81㎝ | 155~160cm | 6年生 |
82㎝~ | 160㎝~ | 中学生以上 |
ただ、こちらは大まかな参考となりますので、メジャーが無い場合や店頭・通販などで購入する際の参考にしていただければと思います。
2. バットのバランスとは?トップバランス?ミドルバランス?
バットのバランスについてですが、バットにはトップバランス、ミドルバランス、カウンターバランスという3種類のバランスがあります。これは、バットの重心がどこにあるのかによって変わってきます。
バランス | 特 徴 |
トップバランス | バットの先端に重心を置き、遠心力を使ってボールを遠くに飛ばすことが可能。遠心力が強く働くため、パワーが無いと振りまけてしまいます。バットの重さも重く製造されている場合が多く、強い遠心力がかかるためパワーヒッター向けのバランスとなります。 |
ミドルバランス | バットの重心を中心に置き、広い重心(芯)を利用して振り抜きやすく、しっかりミートすることが可能。トップバランスより軽く感じるため、パワーの無いアベレージヒッターでも扱いやすいバランスとなります。パワーヒッターであっても好んで使用することもありますので、オールラウンドなバランスと言えます。 |
カウンターバランス | ニアーバランスとも言われ、手元近くにバランスがあるため最もパワーのいらないバランスとなっております。近年では使用する人があまりいなくなっていますが、インコースは振り抜きやすいため、インコースが苦手な方は試してみるといいでしょう、 |
以上が、バランス毎のバランスとなっており、簡単に言うとパワーのある長距離ヒッターはトップバランス、オールラウンドな中距離ヒッターはミドルバランス、パワーの無い短距離ヒッターはカウンターバランスとも言えます。
しかし、人によっては一概にそうとも言えない場合がありますので実際に試してみて振り抜きやすくボールが捉えやすいバランスを選ぶといいでしょう。
3. バットの重さについて
バットの重さに関しましては、350g~900g程度までありますが、小学生のうちは自分が振り切れるギリギリの重さのものを選ぶようにしてください。中学生以上、大人の場合は重すぎず軽く振り切れる重さを選んでください。
一般的には、
- ・小学校1.2年生:350~450g
- ・小学校3.4年生:400~550g
- ・小学校5.6年生:500~650g
とされていますが、小学生のうちはしっかり重量のあるものを使用してバットの重心をしっかり感じてほしいので、ギリギリ振り切れる重さのものを選ぶようにしましょう。
また、軽いバットではボールに当たっても飛ばないため、ヒットを打つためにはある程度の重量が必要となってきます。重量のあるバットを使用して、ボールを遠くへ飛ばすことで野球は楽しいと感じてもらいたいですね。
4. まとめ
いかがでしたか?以上がバットの選び方となります。もちろん体に合ったバットを選ぶことは、上達にも繋がりますし、怪我の予防にもなります。そのため、バットの選び方を参考にしてしっかりと選ぶことをおすすめします。
また、小学生のうちは適正な重さよりも少し重い重量のバットを選ぶことをしっかり意識してください。最初は扱いにくくても、その方が早い上達につながるからです。
この記事が、野球を愛するみなさんの力になれれば幸いです。
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